2021年は、一生忘れられない年になるでしょう。
 
2020年は、メモリアル・イヤーになるはずでした。
 
チームは10周年。明治神宮は鎮座100年大祭。オリンピック開催で、一生に一度の様々なイベント出演。
 
「2020へ向けて」という気持ちが、7年前から常に心のどこかにあったのは間違いありません。
 
祭りのない夏、チームの範囲を越えて足掻きました。
 
オンライン企画など、この状況だからこそ出来たことも、沢山あります。しかし、今年成し遂げようと年初に誓った「リアル」を、取り戻すには至りませんでした。

先日、世界で活躍される阿波踊りチームのオンライン・ライブに現地参加した時。舞台上のダンサーさんが、世界配信のカメラの向こう側へ叫びました。
 
『僕たちこの半年間、不要不急と言われ続けてきました。想像できますか。「別にいなくてもいいよ」って言われた人間の気持ちが、想像できますか。この世に、不要不急の人生なんて一個もない!』
 
翻(ひるがえ)って私達は。
 
「よさこいがなくても、それなりに夏を楽しく過ごしたよ」という方も、多いと思います。
 
しかし私は、1mmもそんな気持ちになりませんでした。
 
自分が。仲間たちが。祭りが。しんが。「別に無くても良かったんじゃん」と言われているみたいで。
 
よさこい祭りと先人たちが積み重ねてきた67年は、不要でも、不急でもない。 
 
狭い世界しか知らない私に、偉そうなことは言えません。
 
ただ、しんを見てくださった方が。なんか感動したな、スゴイな。私も明日、がんばれるかなと。
 
そんな風に思っていただけたらいいなと、思ってきました。
 
見てくださる方のお気持ちは、いつも、巡り巡って私たちのところに返ってきます。
それが一番嬉しくて、明日またがんばろうと思えるために、私たちは踊っているのだと思います。
 
インストラクターの土居紋子が言いました。
 
「踊ることは、生きること」
 
悔しい思いをした日本中の人たちが、その思いを全力で世界にぶつけはじめています。
 
そんな人たちが、これから各地で生み出す祭りは、チームは。今までにない、比類なきものになるのではないでしょうか。
 
きっと青空の下、史上最高のよさこい祭りの興奮が待っていると思います。
 
チーム創設時からのテーマで、webサイトのドメインにもなっている"Edge of Shin"。
 
現状維持を良しとせず、常に世界の辺縁(エッジ)を見に行く挑戦を続けたいという意味です。
 
2021年の夏は、何をして過ごされますか?
 
天空しなと屋しん 代表 井上昇